離婚の原因は様々

「忘れられない男性」が離婚の原因に

もう一つは、夫の中学時代からの親友の話。

 

彼、Kさんは東京の一流ホテルに勤めるホテルマン。
語学が堪能で、佇まいもすっきりとした、なかなかのイケメンです。
いい男なのですが……仕事が24時間シフト制で不規則なのと、母一人子一人という条件が災いして、なかなか御縁がありません。

 

仕事の合間をぬって、合コンやらお見合いやらを何度かこなし、ようやく「これだ」と思える女性に巡り会えました。
プロポーズしてからOKの返事をもらうまでに一ヶ月以上かかったそうですが、夫によると結婚式では二人とも笑顔満面で「ムカつくくらいシアワセそうだった」とのこと。

 

結婚してすぐに子どもができ、一年後には男の子が生まれました。
自分は一人っ子だったため、早く子どもが欲しかったというKさん。お祝いに行ってきた夫に言わせると「ますますシアワセそうだった」らしいのですが、子どもが生まれてから、Kさん夫婦の関係がぎくしゃくし始めます。

 

里帰り出産をした奥さんが、二ヶ月経っても三ヶ月経っても、実家から戻ってこないのです。

 

もともと「親離れ」がちゃんとできていない感じの奥さんだったと言いますが、半年経っても夫の仕事が不規則であることを理由に東京に戻ってこない奥さんに対して、Kさんにはある疑念が生まれます。

 

「もしかして、あれは自分の子ではないのでは……?」
と。

 

実はKさんの奥さんには、結婚する前に「とても好きな男性」がいたそうです。
できれば彼と結婚したかったのですが、「事情があって一緒になれなかった」とのこと。
そのことは、彼女自身の口から聞いて知っていましたし、そのことを承知でプロポーズしたわけですから、Kさんの中ではその男性は彼女にとって「とっくに過去の人」になっていると思っていたそうです。

 

ところが、ここに来て頭をもたげてくるのがその男性の存在。
もしかすると、結婚後もその男性と会っていたのではないだろうか?
自分が夜勤の時に、いったい妻は何をしていたのか?……

 

Kさんは、自分の疑念を率直に奥さんにぶつけます。本当に自分の子どもなのかどうか、DNA鑑定をしてもらう、とも。
奥さんは、その男性との関係を泣いて否定したそうですが……。

 

DNA鑑定まではしませんでしたが、結局、Kさん夫婦は離婚しました。
夫婦間の信頼なんて、簡単なことで壊れてしまうものです。
プロポーズの返事を迷っていたという時点で、奥さんは過去に好きだった男性のことを吹っ切れていなかったんじゃないかと思うのですが。

 

今でもKさんは「自分の子どもではないかも知れない」我が子に、律儀に養育費を支払っています。
過去にお付き合いしていた中でどうしても忘れられない人がいる間は、結婚もとい婚活はしない方が賢明かと思われます。
その人を忘れるための結婚なんて、相手に対して失礼極まりないですから……。

 

>> 体験談4:41歳の結婚

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